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特殊相対場論と複雑系 1

吉永良正氏の「複雑系とはなにか」の表紙に「21世紀を解く最大のキーワード複雑系。
生命、自然、物質、社会、経済。あらゆる事象を取りこみ展開していく新たな知のパラ
ダイムとは。最先端科学の現場にあなたを誘う恰好の入門書。」とある。

「複雑系」というものが「アインシュタインシンドローム」にならないようにしてほしいという
意味から、わたしの認識している「真実」の定義からこれを解りやすく表現したいと思っ
ている。私の解き方は、「特殊相対場論」で「実態真実を写し取る」ということになります。

「実態真実」は、「空間に広がる質量の連続」と表現しています。この表現はできるだけ
正確で、すべてに通貫したものでありたいと思っていますが、絶対的なものではありま
せん。

さらに、「カバー=シダの葉とマンデンブロー集合のイメージより構成 
写真ⓒJOYCE PHOTOGRAPHICS/PPS CG製作=坂野公一」 とあり、
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「(世界)の大転換」
「複雑系の科学」という出現しつつある新しい科学は、ひょっとすると過去三百年にわ
たり――いや、その根本動機は二千数百年前のギリシャにまでさかのぼる―――
〈世界〉を改造してきた西欧近代科学を、根底から変革するものになるかもしれない。
そのことは、私たちのものの見方や社会のあり方にまで、転回を促すことになるだろう。
これほどの大転換の時期に遭遇できる機会など、人類史上めったにあることではない。
もちろん、転換には長い時間がかかるだろう。五十年ですむかもしれないし、百年かか
るかもしれない。だが、私たちは間違いなくこの転換の入り口にいる。
科学の諸分野でさまざまな予兆があらわれている。
「複雑系の科学」の”すごさ”はこの転換を予感し、名づけえない(世界)の真実に何ら
かの形と名前を与えようとしている、その努力にある。――(本書より)
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と書かれていた。
わたしは、「複雑系」の書かれたいくつかの本を買っているが、読み終えた本は一冊も
ない。私の能力の限界をとおりこしているのかと、悔しい思いをしてきた。しかし、まてよ
私が理解し得ないのは私に理解できる能力がないのではなくどこかに問題がありはし
ないか、と思い直してみた。
2001・9・11の真実をより解りやすくするためにどうすればいいかを考えていた時、「
いくら真実を提起しても、真実をどうとらえるか、その証明の手続きを明確にするという
ことをあいまいにしていては、単なる主張合戦になってしまうこと、マスメディアが権力
の側に立っての徹底した刷り込み宣伝がもたらす真相隠しについてなどの、複雑に絡
み合った問題の解明である。」ことを考えていて思い出した。
つまり、「飛行機が突きこんだのは2つのタワー」であるが「飛行機が突きこまないビル
ディング5つのタワー」も同じように倒壊しているということで、「倒壊の原因」が「飛行機
の突きこみ」ではないことがあきらかなのである。これが、「7つのタワーが同じビル爆
破倒壊作業による」ものであり、ここに「真実と虚偽との分水嶺」があるということだ。
また、「北タワーは飛行機が8時45分に突きこみ、10時29分に倒壊」しているのに対
し、「南タワーは、飛行機が9時3分に突きこみ9時50分に倒壊」していることである。
すなわち、「飛行機の突きこみからビル倒壊」が北タワーは1時間44分かかり、南タワ
ーは47分だったということの「時刻のづれ」が、発破作業のボタンを押す人間の心理
を表していたこと」である。
そこで、そのとき「複雑系」という問題を次のようにひらめいたのです。
「複雑系」が取り扱っているのは、「実態真実」とは「空間に広がる質量の連続」である
が、その「質量が」――『空間に広がる、連続』の事なのだと思いついたのです。
要するに「質量が」 「空間に」」「広がり連続する」という「特殊相対場」を取り扱う切り口
の学問だということに思い至ったのです。
by kanakin_kimi | 2010-03-01 19:48 | 特殊相対場論


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