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再建の基本 ー 患者学の構築 4

患者学は、患う者の学問である。患う立場を認識できない者には理解できない。法律の世界も同じである。支配の貫徹を目的として法律を利用している社会では、複雑な法律体系になっている。一般大衆には到底心を通わせることができない代物になっている。そして、スペシャリストの殿堂にしてきた。本来、法律というのは一般大衆にとって必要のないものである。一般大衆にとっては、相互扶助こそが必要な約束ごとである。そこにはわかりやすくすることが必要であり、複雑にする必要性はない。現在の法律体系の複雑になっている部分を取り去れば、法治のシステムが一般大衆を置き去りにしている事が見えてくる。逆説すれば、一般大衆を置き去りにする意志とは一般大衆を法治のシステムの下位に排除する意志のことである。もう、知らなかったでは済まされない。政党政治・議会制・議院という名の下に一般大衆を支配しているのである。そして、今、そんな支配はもうごめんだ、と叫んでいるのだ。その事が分からない者には、現在の法治システムの改革はできないということである。改革の先頭にいるはずであった民主党が、その認識がないものだから立ち往生しているのだ。不幸な事に、立ち往生しているということ自体も見えていない様である。
by kanakin_kimi | 2011-08-24 20:04 | 患者学


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