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少女の時は止まった 5

真実と虚偽とのはざまにある「分水嶺」には、「時間の分水嶺」と「場所の分水嶺」がある。その分水嶺から「真相へと転がりいく」方向と、「虚構へと転がりいく」ほうこうがある。この事件では「時間」も「場所」も「表シャッター」にあった。時間は「6月29日22時30分頃」であり、「お父さんが H Yさんや A M さんとの寄り合いなどから帰ってきた時刻と場所である」。警察・検察が裁判所へ提出している「少女の供述調書」や「捜査報告」は、「表シャッターの内と外」が「逆転」しているのである。つまり、「少女が旅行から帰ってきて、表シャッターをたたいた」のではなく「お父さんが寄り合いなどから帰ってきて、表シャッターをたたいた」のである。そして、その時既に藤子は死んでいたのである。
 真実は、このようなものであるのに「裁判所が虚偽を事実と認定したもの」が一人歩きしているのである。ここにあなたの時間が止まった原因がある。そして、それに関わった人々の時間も止まってしまったのである。「止まった時」からの解放は、「あなたが真実を語る事」にかかっている。
by kanakin_kimi | 2012-01-02 09:49 | 袴田事件


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