327・再審開始決定出るー即時釈放ーの正しい判断

327再審開始決定でる

  2014年3月27日10時、事件発生から48年目にしてやっと「再審開始決定」が出た。わたしは、1981年から関わってきたから、それから云うと33年目という事になる。感慨深いものがある。大出良知先生が静大の助教授だったころに教え子を連れて、袴田事件資料展にこられた事がある。その時に、「金澤さんこの事件は永く懸かるかもしれませんよ。頭が真っ白になっているでしょうね。」といってられたのを思い出す。
 今村高五郎会長が亡くなられてから、救援会を辞し個人で「真相解明の活動」を続け、「告発・袴田事件」の名で出そうと公開のタイミングを探っていた。どういう出し方をするのがいいのか、分かりやすく、信憑性が伝わる描き方を探っていた。
 そして、なにより真犯人たる人に自ら名乗り出るよう促すものにした。それが、「少女の時はとまった」である。
 本にして出版するという方法を従来の人たちはとっていた。幸い、2005年頃より「ブログ」を無料で提供されるという時代になった。日記を書くように「告発・袴田事件」も出せる「少女の時はとまった」では人物名の頭文字をローマ字表記にし、ある記者のブログに触発される形で2011年12月22日から書き始めた。翌年の2012年6月29日にはおわれるようにした。そして「少女」に警察への出頭をブログを通して促したのである。しかし、それがなされない場合は再録段階から実名を公開する事を付記した。
 「告発・袴田事件」では、袴田巌さんが無実である事の最短距離の証明に心がけた。それが「死体は動かされた」である。また、基礎捜査の資料が改ざん・ねつ造される過程や真相を残そうとする捜査員の姿勢を踏みにじる幹部の諸行、死体鑑定書への改ざん介入への抵抗の跡を明らかにした。旧証拠の中にもこれまで使われていない無実を証明する証拠を明示した。この事件を通して何故冤罪が発生するのかの構造的な問題を浮き彫りにした。さらに、法体系の欠陥について、一事不再理、証拠法の不存在、法治主義と手続き主義など法の精神が欠如している事を述べた。これらは、いまだにたくさんの冤罪がある事に対する警鐘であり、冤罪に取り組んでおられる諸兄へのノウハウの提供となれば幸いである。
 亡き今村高五郎会長の遺志もまた、多くの冤罪をなくすための一里塚を作れと云われていたのである。


 
by kanakin_kimi | 2014-03-27 20:55 | 告発・袴田事件 | Comments(0)


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