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ワーキング・プアという概念に疑問 その4

「労働市場」で、自分の労働力をより高く売るためには、その価値を高めなければならない。
評価を高めるために競合する相手よりも競争力を持たなければならない。しかし、価値が高くても、高く評価され、高く売れるとは限らない。一人の労働で商品が出来るのではなく、多くの人の労働の積み重ねで商品が生み出されるのだから、一人の労働力の価値で決まるのではないことは当然である。

一人の選手が一つの企業のように事務所を持ち弁護士を雇って、売買交渉力を機能させている。

しかし、時々巨人のコミッショナーが切れた時に「タカが選手の分際で、」という言葉が出て
問題になるが、昔はそれどころではなかったようだ。傍若無人に扱われていたのだ。あの世界
はピンキリだから、格差が大きくて、あの世界を下支えしている選手への評価が低すぎるのだ。
だから、いまだにあんな言葉が出てくるのだ。

あの世界を下支えしている選手たちの評価を高めようとしているのが「選手会」であろう。

能力を高く評価されている選手も、下支えしている選手のお陰なのだということを忘れると、自分も立ち上がれないことを知るべきだろう。

つまり、そこに「力関係の仕組みがあるのだ。」

労働市場で対等に交渉できる力関係を作るために「労働組合」がある。
労働力を自分の意志で交渉するために「労働組合」がある。

「労働組合」に組織されていない労働者は、経営者から示された「あてがいぶちの賃金」を押し付けられている。低くても文句を言うことが出来ない。変わりはいくらでもいるというのだ。

これは「労働市場が買い手市場」になっているからだし、労働組合がなくてみんながバラバラだから「団結力」がなく「交渉力」をもてないのだ。

しかも、規制緩和と称して、労働力の売買を労働組合に一元化して労働者の保護をしていた労働三法の規制を解体したために、派遣会社が出来て労働力の売買を企業化したのだ。

労働力の売買を企業化しても、労働組合の理念を持っておれば、無駄な競合に晒されないのだが、資本主義の理念で企業化しているものだから、資本の論理に支配されてしまうのだ。

つまり、労働力の売買を「資本の論理」に晒させている仕組みを変えなければ、ワーキング・プアはますます増えてくるということだ。
by kanakin_kimi | 2007-12-24 10:59 | 政党政治の終焉 | Comments(0)

ワーキング・プアという概念に疑問 その3

さて、世界の情勢は、日本の支配階級が読み込み済みであったように、1989年ソ連崩壊再編が進み、ついで、2001年アメリカの崩壊が具体的なものとなり、それらを日本流のやり方で支えてきた。

その、「読み込み済み」のことであるが、で・あるが故に「国内の体制整備を必要としていた事が
日本生産性本部と経済社会国民会議が政官財一体となり、いわゆる〔逆流〕を策して、〔労働力流動化政策と規制緩和政策〕を進めて〔総評・社会党解体〕を策してきた事だったのである。」

今日では、日本生産性本部と経済社会国民会議は、統合している。

そして、一方で「内務省再構築」を目指して「総務庁」を「総務省」に、省・庁再編を策して「労働省」を「厚生省」に吸収させている。他方では、「防衛庁」を「防衛省」にしている。

「小さな政府」は、「内務省」の再構築そのものといって過言ではない。刮目するべし。
「内閣府」「財務省」「総務省」「外務省」防衛省」とくれば、他の省庁は事実上機能的にも「総務省」と「外務省」の「傘下」に組み込まれることになる。

地方自治を取り仕切る権能を〔総務省〕がもっている。刮目するべし。

で・あるが故に、「間接民主主義」で代議員に権能をゆだねるのでなく、自分たち国民一人一人の権利が最大限生かせる「直接民主主義」のシステムに改革していくべき時に来ている。
by kanakin_kimi | 2007-12-23 11:00 | 政党政治の終焉 | Comments(0)

ワーキング・プアという概念に疑問 その2

今日も、派遣社員会社問題がニュースに出ていた。この、派遣会社も「労働力流動化政策」の産物なのだ。

以前は、労働者保護のために「労働組合法等の労働三法」で「派遣会社」の存在そのものが認められていなかった。

ところが、他方では、労働組合に組織されていない労働者は野ざらしになっていたから、中小企業労働者や管理職・技術職・総合職関係の労働者は最初に狙われ、失業したり・雇用差別に晒されていた。

この状態が意識的に作られていったから、労働組合をつくって守ってきた組織労働者に「謀略的な組織攻撃が行われて民間大手の分裂攻撃でローラ作戦が進み、下地ができた所で日教組や国鉄労働組合・自治労等の官公労働組合が分裂させられ闘える労働組合が崩壊させられた。」

これらの攻撃に対して労働争議が行われていったけれども、その戦いに多くの労働者の理解がされる情況が作られてこなかった。

理解するどころか、民間労働者は自分たち自身を守ることで精一杯の情況が作られていた状況であったのだから当然といえば当然だったのである。

当時の政府と資本は、それを読み込み済みで「労働力流動化政策」や労働者の利益を守る法的規制を解体するために、「規制緩和」を合唱し、進めてきた。

その結果が、今日の情況を作り上げていることを踏まえて、今後の闘い方を考えなければならないのだと思う。

極端に思うかもしれないけれども、そのひとつが「間接民主主義から直接民主主義へ具体化することである。」

そのためには、「みんなが賢くなるために、できることをすべてやることである。」

「みんなが賢くなること」に反対するものはいないはずだ。
すくなくとも、「表立っては」ということであるけれども。

今までも、これからも、多くの人がだまされやすく、人任せにするしかしらない状態を再生産しようとしている「者」「組織」「機関」があるのである。

さて、そこで第一に「人任せにするしか知らない状態」というのがどういうことか考えてみてはどうでしょうか。
by kanakin_kimi | 2007-12-22 19:38 | 政党政治の終焉 | Comments(0)

ワーキング・プアという概念に疑問 その1

因果関係を不明確にするものだと思う。そこで、因果関係から考える。
「労働市場」という概念を誰が創出したのか知りませんが、「労働力」を一つの「商品」として考えたのだろう、そこから「労働力という商品の売買市場」という概念が「労働市場」という言葉を創出させたのだと思う。

その考えから、「労働市場が売り手つまり労働者側に有利な売り手市場」となった時に「労働市場を買手つまり資本家側に有利な市場」にするために「労働市場政策」「労働力流動化政策」ということが行われた。

その第一が、「労働組合の弱体化」を狙った「総評解体」であった。そのために、総評の指導的役割を果たしていた日教組・国労などを解体させるべく「謀略」的な攻撃が進められた。

第二に、それまで「正社員化」「本工員化」を実施させてきた「雇用差別反対闘争」の成果をもぎ取るために、「パート社員化」や「低賃金の外国人労働者の導入」を進めてきた。

この結果、「労働組合が御用労働組合になり、弱体化して、資本と正面から対決する力を失った」こと、そして、「労働市場に雇用差別を持ち込み、差別化が固定されていった。」

そのような中で、「労働市場からはじき出される人々が増加していった」のだ。

「総評」という、「労働者を糾合し、産業別組合、業種別組合を組織して、労働者の大同団結を進めてきた」組織の解体がもたらしたことが、「ワーキング・プア」を生み出しているということだと思う。

「総評」が果たしてきた役割を「連合」は全く果たしてはいない。
by kanakin_kimi | 2007-12-16 23:57 | 政党政治の終焉 | Comments(0)

真相解明のマニュアル ——— その原理と法則

「冤罪事件の真相解明」であれ、「写楽は誰か」というような問題の真相解明であれ、あるいは又、柿本人麻呂は聖徳太子が誰であるかをしっていた立場にあり、藤原不比等に至る「日本建国の謎の真相解明」。あるいは、事前にCIAやFBIが情報をつかんでいたというのに何故テロリストが世界貿易センタービルに民間機をハイジャックして突っ込み得たのか。どうして、四機ものジャンボ機のハイジャックに成功し得たのか。また、なぜホワイトハウスに向かったと思われる一機は失敗したのか。そして、あの象徴的な高層ビルが「自然落下速度」で内側へ内側へと崩れていったのは、そして誰がそれを知っていたのか。そのビル内のある証券会社の従業員約三千人が事前に知らされていて避難していたこと。しかもそれが報道されていたのに、公式には静かに無視されていたのはなぜか。どのような『真相解明』にも、それが成功した時その虚構の程度に相応した『鳥肌が立つ思い』を感じるものである。
どのような虚構にも対応できる『真相解明の基本的な手法あるいはマニュアル』というものがあっていいはずである。
わたしは、≪『真相解明』の『基本的な手法』は『謎の発生のメカニズム』と『認識の発生のメカニズム』とを組み合わせていけばおのずと到達する≫のではないかと考えたのである。
そこで、『謎発生のメカニズム』だが、≪『謎の発生』は、じつは『認識の発生のメカニズム』の中にその要因があり、人為的にその要因の間隙をついて工作された結果発生するものだと考えている。≫これを突き詰めていくと『真実の構造』と同じ問題であるということが判る。
『真実の構造』というのは、実際の真実つまり『実態真実』と、わたしたちがその『実態真実』を認識する真実つまり『仮想真実』との間には相違があるのに、それを同じものと考えてしまっている事が多い。そこに隙間が生じるということである。その最も大きな問題は、次の二つである。
(1)『実態真実』を『認識』する際、必然的に生じる時間的落差
『実態真実』はひとくくりに言えば『空間に広がる質量の連続』である。ところが、私たちの認識する機能はその『空間に広がる質量の連続』そのものをリアルタイムに把握することはできないのである。
どうしても、まず『連続』を切断し『静止状態』にしなければならないからである。ところが、実際には『連続』を切断することも『静止状態』にすることもできないのである。時計という時間指示器は自由にとめることができるが、『実態真実』の時間と思われている『連続』はとめることができない。そこで、結局われわれは「近似値」を得る為にさまざまな方法をとっているのである。
(2)『実態真実』を『認識』する際、必然的に生じる広がりの大きさとの落差
これも『連続』の問題と同じで、広がりと大きさを取り扱えるものに小さくしたり、おおきくしたりしなければならない。しかも、それが元のものの内容を代表するものでなければならない。つまり、たとえば、母集団の品質をできるだけ均一に縮分して小さなサンプルを得るという方法をとる場合がある。これがサンプリングである。「近似値」を得る事と「サンプリング」は同じ目的を持っており、多くは同時に行われているのである。
こうすることによって、我々が取り扱えるものにし、複雑に絡み合っているものをより判りやすい単純なものにするのである。そうして、それぞれのものの事実関係を特定し認定するのである。これらの作業で得られた情報やデータを総合的に再構成して始めて目的の情報が認識されるのである。このように、『実態真実』を認識する為にはどうしても経なければならない関門があり、又それに伴う部分的な破壊という不可抗力の加工が必然的に生じるのである。
それらが必然的に、『実態真実』とそれを認識することとの間にギャップやゆがみを生じさせてしまうのである。そのメカニズムが『認識の構造』である。
従って、人間が認識する真実というものは『実態真実』そのものではなくて『認識の構造』が写し取った『仮想真実』である。そして、このメカニズムが『真実の構造』である。それは、『実態真実の渦動』と『仮想真実の渦動』のそれぞれの力関係によって楕円運動となり、その安定した軌跡に楕円軌道がバランス形成されているメカニズムともいえる。この原理のイメージは 実態真実と仮想真実が二つの焦点となり、その二つが動点である観念体の一人歩きの運動と結びついており、それが楕円軌道を描いている。
これが、認識形成の構造を表現していると考えている。
実態真実と仮想真実のそれぞれの渦動の力関係によって形成される楕円軌道は当然、正楕円ではありえない。さて、これだけでも大変なのに、人間は、個人の中でも、集団や社会さらに国家との関わりから、はたまた国家と国家の関わりから『実態真実』や『仮想真実』を自分の都合のいいように加工を行い、変成するに至っている事実が多いのである。われわれは、このような現実の中で慣れっこになっているものだからそれをいちいち言あげする事ができないほどのものとなっている為に判らなくしてしまっているのである。
それが、化粧・偽装・捏造・隠滅・謀略・抹殺、等などの『偽装実態真実〜再変成偽装実態真実』さらには『加工仮想真実〜再変成加工仮想真実』などで形成されている虚構である。このメカニズムを図示すると次のように表せる。

  実態真実   →    仮想真実
    ↓            ∞ ↓ 
偽装実態真実  →    仮想真実   →   加工仮想真実
A   ↓           B  ↓           C ↓ 
 変成偽装実態  →   変成仮想真実  →  変成加工仮想
真実D ↓            E ↓           真実F ↓ 
再変成偽装実態 →   再変成仮想真実  → 再変成加工仮想
真実G             H              真実I


このように、人間の『認識の構造』の間隙をついて発生する、
『謎』というのは『実態真実』の中にあるのではなく『実態真実』を『偽装実態真実』や『変成偽装実態真実』さらには『再変成偽装実態真実』に偽装し、変成して、また『仮想真実』を『加工仮想真実』に加工し、『変成加工仮想真実』に変成して、さらにそれらを『再変成加工仮想真実』等に再変成するに至る構造『真実の構造』というメカニズムの中にあるのである。
おおよそ、『実態真実』と『仮想真実』との間のギャップやゆがみの中に『謎』が造られる原因が人為的に仕組まれるのである。そして、それが『仮想真実』や、さらにそれを加工した『加工仮想真実』の中に写し込まれている。従って、その『謎』の『真相解明』をするためにはできれば『実態真実』とを比較したいものであるが、それは求めている『実態真実』そのものが時間の経過によってすでに存在しない場合が殆どであるので、限りなく『実態真実』に近い『仮想真実・∞(無限大)』を求めながら、それと、提起されている『仮想真実B』や『加工仮想真実C』さらには、『変成仮想真実E』や『再変成加工仮想真実I』とを比較するということになる。
さて、次に『真相解明のメカニズム』についてまとめておきたい。それは、一口に言えば、『謎の発生のメカニズムを逆行する』ということである。『謎』は『実態真実』の中にあるのではなく、『偽装実態真実〜再変成偽装実態真実』などが形成され『再変成加工仮想真実I』にいたるまでの過程に仕組まれ『仮想真実B〜再変成加工仮想真実I』などに写し込まれているのである。つまり、『空間に広がる質量の連続』の時間を止め、取り扱える大きさに分散し、そうしてそれぞれの事実関係を特定し、認定して『情報』として整理されているのが『仮想真実_∞』である。その中でも「時間的要素」や「空間的要素」そして「質量的要素」のそれぞれが寸断されている。しかし、その場合の寸断はつながりを示す連関を持っているのである。ところが、人為的に偽装や捏造が仕組まれた『偽装実態真実A〜再変成偽装実態真実G』や『仮想真実B〜再変成加工仮想真実I』の場合は結びようのない寸断のされ方がどこかに必ず生じているのである。従って、それを発見すればよいのである。しかも、面白いことに全てを人為的に仕組むということはできない。これは、『認識の構造』がある限りはできないということである。
多くの人に帰属するものを我が物にしたり、多くの人を我意のためにだけ従わせようとすると、多くの人を騙したり脅したり賢くならないようにしなければならない。ですから、悪いことをするものの方が賢くなければそれを成功させることができないのである。人は、真相をつかむ為に研究する。そうすると、人はだんだん賢くなっていく。それにつれて、悪いことをするものはさらに賢くなろうとするから偽装や捏造はますます緻密なものになる。これは『構造的』なものであるから変えることはできないだろう。
しかし、多くの人が賢くなっていくに従って偽装や捏造を発見するスピードが速くなるのである。
そうすると、悪いことをするものは早晩発見されることを覚悟しなければならない。そこで、早く発見されても、多くの人にはもうどうにもできないように思わせようと、それができる権力をもとうとするのである。だが、それでもさらに、もっともっと多くの人が賢くなれば、思いどおりにはできなくなるのである。
ブッシュが必ずしもアメリカを代表しているわけではないからひとくくりには言えないが、世界に民主主義を広げようとすることとグローバリズムの一面としての全体主義ーファシズムを今見せているのが、その一つであろう。
繰り返し言うことになるが、全てを捏造することはできない。全てを捏造すれば『実態真実との関連法則』がすべて切断されてしまい実態真実との不整合が誰の目にも明らかになるのである。ところが、『関連法則』の一部分だけが切断されている場合はそれを発見しにくくなるのである。
従って、捏造部分を発見する為には、先ず事件の全体像を整理する。そして、『関連法則』の切断部分があるかどうかを注意深くさがし、ピックアップすれば、それが捏造部分であることが発見できるのである。
では、『実態真実の関連法則』とは何かということになるが、私は次のように考えている。それは、実態真実は『空間に広がる質量の連続』と表現できるので、
第一法則は ①質量が空間に広がる法則 である。これは、質量不変の法則の空間との関連を表している側面的法則である。
第二法則は ②質量が連続する法則 である。これは、質量不変の法則の時間との関連を表している側面的法則である。
第三法則は ③その二つが関連する法則である。これは、①と②を結びつけることができる『物理的力』や『社会科学的力』を表している法則ということができる。
by kanakin_kimi | 2007-12-09 16:50 | 特殊相対場論 | Comments(0)