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「災害救助」について 1

「軍隊」を「災害救援隊」にすることを考えていた時、「災害」とはなんだろうということがこびりついていた。
「自然災害」と人為的災害である「社会災害」はどこにその境があるのだろうか。詳細は次を参照してください。
http://www.iedm.ecnet.jp/colum1.pdf
災害被害者に支援があるのが当たり前になっているとき、「犯罪被害者」に支援が少ないということを聞く。
「犯罪」というのは「社会災害」ではないのか。
以前に書いたものに、「軍隊」を「警察隊」にしてはどうかと考えたことがあった。しかし、どうもそれ以来頭の隅でとげが引っかかるような思いが続いていた。
「軍隊」が「暴力装置」であるように、「警察」も「暴力装置」ではないのかということが引っかかったのだ。
戦後憲法の制定とともに「戦争放棄」の条項と「軍隊」の復活に矛盾があることから一時「警察予備隊」という名称で武器を保有する「暴力装置」をつくり、その後「自衛隊」に名称を変更した。実質的には「暴力装置」であることに変わりはなく、その実行段階での法規制が通常の軍隊のような行動をとらないとしている。たしかに、イラクでの行動にそれを見せた。
日本では、「銃刀法」で許可なく所持し使用してはいけないことになっている。だから、警察官も銃の使用は厳格に戒められている。しかし、銃の携行や機動隊などの一般市民には脅威となる暴力装置であることは否めない。
これらは、公的にはその建前としては国民の生命と財産を守るということになっている。
しかし、本当にそうであろうか。そういう疑念を残している。
それは、「権力」を誰が握っているかということによって決まってくるようだ。
by kanakin_kimi | 2010-01-22 17:13 | 戦略的災害対策


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