アインシュタインシンドローム  42

間接民主主義という代議制支配の終焉にわたしたちはたちあっている。世界の中では、封建的な支配が行われている国もあるという中で、代議制支配のシステムが高度に民主主義が浸透している中にいるのも事実である。しかし、代議制支配のオルガナイザーであり、指導的役割を果たしてきた政党の役割が終焉したのである。だから、政党政治の終焉と言われているのである。そのことは、世界の諸国の識字率の変遷にもよく符合しているように思われる。識字率の低いイラクやアフガニスタンはアメリカの2001911で利用され標的にされたが、イラクやアフガニスタンよりも識字率の高いイランやパキスタンはアメリカの思うようには利用されなかった。これと同じで、高い認識を獲得し、自立した民衆が一定の量に拡大すると政党指導の必要性がなくなるのである。極めて当然の事である。日本では、1984年6月25日発行の「ジュリスト増刊総合特集 日本の政党」において「政党政治の終焉ぶりを分析」し、27年前に今日の状況に至る予見が示されている。「市民参加と政党政治」と題する菅直人氏の小論は当時においても新鮮であったろうし、総理大臣となった今日の社会への「直接民主主義への道筋」を示してくれているように思われる。
だから、菅総理に不信任決議案を突きつけようとして自民党と民主党の一部が連合し始めたのは、まさに、「政党政治」にしがみつく人達の連合であり、うらがえせば「代議制支配の継続」を支配層から期待されている人達である。本人たちは、その事を知ってやっているのかどうかしらないが、その事実を明らかに示してくれているのである。
by kanakin_kimi | 2011-05-17 23:57 | 直接民主主義 | Comments(0)


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